【恋愛ドイツ語】ドイツでは恋人のことをなんて呼ぶ??愛称や呼びかけ10選!

国際恋愛

突然ですが、みなさんは恋人のことをどのように呼んでいますか??

名前?ニックネーム?それとも二人だけの特別な愛称…?

 

イタリアでは、日本でもすっかりお馴染みとなった(?)「アモーレ!」

フランスでは「マ・シェリ」など「愛しい人」を呼ぶ時の愛称は国によってさまざま。

英語圏では「ダーリン」や「ハニー」とお互い呼び合う光景を、ドラマや映画でも見かけます。

 

現在ドイツに住んでいて、ドイツ人の恋人がいる私が実際に聞いたことのあるドイツでの愛称や呼びかけ方をまとめました。

単純に「ドイツではどうやって呼んでるんだろう?」と思った人にも、

これからドイツ人の恋人や家族をなんて呼ぼう?とお悩みの方にも楽しんで読んでもらえる記事かと思います♪

 

 

 

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ドイツでは2種類の”I love you”がある??

 

お互いの愛が高まって発されるLワード、“I love you(愛してる)”ですが

実はドイツでは2段階に分かれています。

 

1.定番の「愛してる!」 - Ich liebe dich (イッヒ リーベ ディヒ)

水平リーベ僕の船…

これは、ドイツ語をあまり知らない人でも知っている言葉ではないでしょうか。

”Ich liebe dich”は”I love you”と直訳でき、いわゆる最上級の「愛してる」として使われます。

 

2.LikeとLoveの中間「大好きだよ!」- Ich habe dich lieb (イッヒ ハーベ ディヒ リーブ)

単なる好きって段階は通り越したけど、まだ出会ってすぐの段階や付き合い始めで「愛してる」は重すぎる…という時に使われる言葉。

“Ich habe dich lieb”と言われると、普通の「好き」以上だよってことなので

突然「愛してる!」と言わずして好意を伝えたい場合に使えます。

また、恋愛以外にも、仲の良い友達に対しても使える「好きだよ!」のフレーズです。

SMSやメッセージカードなどで書く時は”Ich hab dich lieb!!”や”Ich hab’ dich lieb!!”と書きます。

 

 

 

「愛する人」の呼び方10選!

 

「愛する人を呼ぶ愛称」はドイツ語で“der Kosename(コーゼナーメ)”

これは、恋人同士だけでなく夫婦間や親から子供に対して使われる呼び方もあります。

“sweetie”や”honey”と英語圏で甘~い呼び方が繰り広げられる中、ドイツではなぜか動物の名前で呼ぶことが多いのが特徴的。

可愛い動物からちょっと「???」な動物をも交えた、ドイツで実際に使われている愛称をご紹介します!

 

 

1.Perle(ペルレ):真珠(パール)

 

”Perle”は恋人同士、またデート期間中でもちょっと深い関係になってきて、大切だなと思うような相手を”Perle”と呼びます

主に男性から女性への呼びかけです。

付き合ってなくても”meine Perle”と彼の口から出たら、それだけ付き合いが深くなってきて大切に想われているのかも?

 

  • die Perle:真珠
  • meine – my(私の)※女性名詞

 

ちなみに以前”Schatz”がドイツで一番よく耳にする愛称!!と記載していたのですが「Schatzはちょっと古い」とドイツ人の友人からツッコミが入ったため変更。

”Schatz”は友人同士や、親が子供に対しても”Schatz”と呼びかけているのをよく聞きますが、カップルの呼びかけとなると高齢のカップルの印象があるらしい。

”Schatz”は男女問わず、家族や友達など誰でも使える愛称。ただカップル同士だとちょっと古いかも。

 

  • der Schatz:宝物・宝石
  • das Schatzi / das Schätzchen
  • mein – my(私の)※男性・中性名詞

 

 

 

2.Maus(マウス):ねずみ

 

これは男性から女性への呼びかけと、小さい子どもへの呼びかけでよく使われます。

ネズミは小さくてかわいい…という理由かなw

“Mäuschen(モイスヒェン)”“Mausi(マウズィ)”と変化させて「おちびちゃん」「子ネズミちゃん」という風に呼ぶのも可愛らしいです♪

 

他のバリエーションとして…

 

・”Zaubermaus(ツァウバーマウス)” ー Zauberの意味は”magic”。「魔法のネズミ」…?とりあえずスペシャルな存在という意味が込められているようです!

”Zuckermaus(ツッカーマウス)” - Zuckerは「砂糖」。「砂糖ネズミ」…w 甘~く呼びたい思いがこもってま…せんか?

・”Mausekeks(マウザケクス)” ー Keksは「クッキー」。「ネズミクッキー」ってなんじゃいって感じですが、Mausekeks推奨派のドイツ人友人によると「小さいネズミがクッキーを持ってちょこんと座ってる…かわいいでしょ?」…ということです。

 

  • die Maus:ねずみ
  • das Mäuschen / das Mausi:ネズミちゃん・子ネズミ
  • der Zauber:魔法
  • der Zucker:砂糖
  • der Keks:クッキー

 

 

 

3.Bärchen(ベアヒェン):クマちゃん

 

これは、”Bär(クマ)”を可愛くした呼び方。「クマちゃん」「くまこ」といった感じです。

クマ、というと男性向けかな?とも思えますが、”-chen”をつけることで「小っちゃいクマ」になるので女性子どもに向けても使える呼び名です。

 

また、他のバリエーションとして

 

“Kuchelbär(クーシェルベア)” - ”kuscheln”は英語でいう”to cuddle”。日本語にするとなんだか難しいけど、抱きしめるクマ=テディベア的な?感じだと思いますw

”Mausebär(マウズベア)” - 直訳すると、ネズミクマ…どんな動物!とりあえず可愛い動物をくっつけてみた風な呼び方です。

 

  • der Bär:クマ
  • das Bärchen:クマちゃん・くまこ
  • kuscheln:抱きしめる・抱き寄せる・寄り添う(to cuddle)

 

 

 

4.Hase(ハーゼ):うさぎ

 

動物続きですが、うさぎは男性から女性への呼びかけが多いようですが、お互いに呼び合ってるのも聞いたことがあるので両方にOKと思われます。

これも、”Häschen(ヘースヒェン)”や”Hasi(ハーズィ)”と変化して「うさちゃん」と呼ぶことも。

 

余談ですが、フランクフルトで活躍中のサッカー選手 長谷部誠さんが”Kaiser Hasi(カーザー・ハーズィ)”と呼ばれている、フランクフルトの新聞フランクフルター・ルントシャウの記事を見つけました。

Hasiは、名字のHasebeからHaseという愛称で呼ばれていたことから長谷部選手のことを指し

Kaiserは「皇帝」という意味で、長谷部選手の試合での活躍ぶりがすごかった!という内容の記事だったのでこんな記事タイトルにしたのかと。

「皇帝うさちゃん」ってちょっと強そうだけど可愛い…長谷部選手、愛されているようですね。

 

  • der Hase:うさぎ
  • das Häschen / das Hasi:うさちゃん・うさこ

 

 

 

5.Liebling (リブリング):愛する人

 

これは英語でいう”darling(ダーリン)”に当てはまる呼び方。

Lieblingは男女問わず使えます。

 

“Liebling”は「愛しい/大好きな人」という意味があるので、そのまま「ダーリン!」という呼び方で使えますし

”Lieblings-名詞”で「愛しの/お気に入りの~」という意味で使え、英語でいう”favourite”の意味に当てはまります。

例えば、「好きな音楽」は”Lieblingsmusik”、「お気に入りの本」は”Lieblingsbuch”という風に使います。

 

  • der Liebling:愛しい/大好きな人
  • die Lieblingsmusik (die Musik:音楽)
  • das Lieblingsbuch (das Buch:本)
  • die Liebe:愛

 

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はるぼー

友達カップルは、彼女が彼氏を”Liebchen(リブヒェン)”と呼んでいるらしい。英語で”lovely”みたいな感じかな。この呼び方かわいい…

 

 

 

6.Engel(エンゲル):天使

 

君は僕の天使…といった風に、主に女性女の子へ使われる愛称。

もちろん、“Engelchen(エンゲルヒェン)”「小さな天使」「天使ちゃん」的に呼ぶことも。

 

  • der Engel:天使

 

 

 

7.Süße (ズーセ)/ Süßer(ズーサ):愛しい人

 

“Süß”は「甘い・かわいい(sweet)」という意味なので、文字通り英語でいう”Sweetie”や”Cutie”とかいう感じの呼び方。

女性へ呼びかける時はSüße(ズーセ)、男性へ呼びかける時はSüßer(ズーサ)と微妙な違いがあります。

 

  • süß (形容詞):甘い・かわいい
  • die Süße
  • der Süßer

 

 

 

8.Schnucki (das)(シュヌッキー):かわいい人

 

これは英語でいう”sweet pie”的な呼び方だそうで、男性にも女性にも子どもにも使います。

「かわいこちゃん」みたいな感じですかね?(言わないか)

また、進化系で“Schnuckiputzi(シュヌッキプッツィ)”という呼び方も。

なんか長い!と思いますが、意外にも使っている人がいるのでびっくり。

ちなみに”Schnucki”に直接的な意味はなく、「かわいい」みたいな意味、だそうです(ドイツ人談)w

 

 

 

9.Hübsche(フブシェ) / Hübscher(フブシェァ):かわいい人

 

“Hübsch”は「かわいい」という意味。文字通り「かわいい人」という呼び方。

女性へ呼びかける時はHübsche(フブシェ)、男性へ呼びかける時はHübscher(フブシェァ)を使います。

 

  • hübsch (形容詞):かわいい・すてきな

 

 

 

10.Schnecke(シュヌッケ):かたつむり

 

ついに動物ばかりか虫まで…!

しかも他のふわふわ系の動物と違い、かわいさが見えない…?

これは、ドイツ人に聞いても「なぜSchnickeっていうか分からない」ということなので、単純に形がかわいい、ということかと思われます。

 

主に女性女の子に対して呼ばれるそう。

もちろん単純に「愛しい人」って意味で呼んでいるので

「かたつむり」って突然呼ばれても、悩まないように!笑

ちなみにこちらも”Zuckerschnecke(ツッカーシュヌッケ)”「砂糖かたつむり」という呼び方も存在します(塩じゃなくて良かった…)

Schneckenという名前の、かたつむりの殻みたいにぐるぐる巻きの形をした菓子パンがあるので

もしかしたらそこから…?とも思ったり。

真相を知っている方がいたら、ぜひ教えてください!

 

  • die Schnecke:かたつむり

 

↓下の動画でも、上記のいくつかと他の愛称も紹介されていました(動画は英語です)

 

 

 

 

甘い呼び方ではないけども…

 

「スイートハート」「ハニー」など甘い雰囲気のないドイツ語愛称ですが

聴き慣れてくるとなんだか可愛く聞こえてくる不思議。

色んな単語を組み合わせて言葉をつくるのが大好きなドイツ人。

愛称も探せば探すほどいろんなのがでるわでるわ…

恋人同士、オリジナルな呼び方をつくっても面白いかも知れませんね。

みなさんの”Kosename”もぜひぜひ教えて下さい!

また、こんな時つかえるドイツ語知りたい♪これってドイツではどうなの?という質問・リクエストも募集しています。

コメントや質問箱でお気軽にどうぞ!

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はるぼー

ちなみにドイツでは人前でKosenameで呼び合うカップルはちょっと痛い…と思われる場合もあるので、呼び合うのは二人だけの時間でどうぞw

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