私が住所不定無職なワケ

   

女一貫、住所不定無職のharubohです。

ここ数年、ライフスタイルが謎、常にどこにいるのか分からない
と知人からもよく言われるのですが
この際、一体どういう状態なのかをまとめておこうと思います。

海外ではこんな感じなんだな、という雰囲気だけでも
また今後海外へ移住する予定のある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

日本での住所

私は日本に生まれ26年間はその地で育ったのですが、その後約4年間を海外で放浪しています。
最初の移住地イギリスへ向かう前に日本の住民票を抜いたので、私は日本に住所がありません

 

はぁ???

 

って感じですよね。

「住民票を抜く」、というのは「海外転出届を出す」ということで

これは、海外に1年以上長期滞在する人が行う手続きの一つです。
これを行うことにより、海外滞在中は住民税などを払わなくてよいことになります。

方法はいたって簡単です。

 

1.市役所へ行く
2.住民票の関係の窓口へ行く
3.あとは役所の人に従ってください

 

必要なもの・情報

□ 身分証(パスポート・免許証など顔写真付きのIDだと一発です。無い場合、なんてないと思いますが諸事情により持参できない場合は、健康保険証や年金手帳などの顔写真なしの書類の中から2種類が必要な場合が多いです)
□ 印鑑
□ 渡航先の住所(これはわからなくても、国名だけでも大丈夫。あちこち行く場合も、最初の渡航国のみでOK)
□ 転出予定年月日(渡航日ですね)

ぐらいだと思いますが、市役所などで聞いたら教えてくれるので大丈夫かと。
とりあえず身分証と印鑑を持っていればOKです。

この転出届を出すことのメリット

住民税を払わなくてよいこと。

住民税は、その国に住んでいることで発生する税金なので
たとえその国に戸籍があっても、住んでいなければ払う義務はありません。
ただ、気を付けないといけないのは

 

・1月1日に住民票がない状態
・海外に1年以上滞在する

 

という条件が揃っていないと住民税は免除されません。
もし、渡航が12月31日だと問題無い。けど、1月1日の渡航だとその年の住民税の請求が来る。
渡航期間が1年に1日でも満たなかった場合、請求が来る。
ということの様です。

私の場合は、イギリスへの滞在期間は2年間だったので気にしていなかったのですが
他国へのワーキングホリデーや、学生ビザで渡航する場合は1年未満で帰ってきてしまうと税金を払わないといけない・・・
ので、渡航の際は1年+数日旅行でもして帰る、など予定を立てておいたほうがよいと思います。
ビザは1年以上あっても、途中で何らかの事情で日本に帰っちゃった場合も住民税が発生するパターンですよね。痛い・・・

ちなみに、海外転出届を出すと健康保険も自動的になくなると言われていますが
私は家族に相談し、親の扶養に入り直してそのまま健康保険証を持っています。
海外滞在時は、海外旅行保険などに加入すると思いますので日本の健康保険は必要ないのですが
一時帰国時などにちょっと病院へ行くときなどに、いちいちまた転入届を出したりする手間もはぶけます。
でも、転出届を出すと健康保険がなくなるという情報が多いので
保険の種類にもよるということの様です。確認が必要です。

住民票を抜くデメリットとしては、投票ができない、とか
年金をとめると、のちに給付額が少なくなる、とかが挙げられますが
年金は任意なので、自分で払い続けるかとめるかを選ぶことができます。
なので特に必要性がなければ、残した場合の支払額なども考えると
住民票は抜いておいたほうがよいのでは?と思います。

 

まとめると。。。

・市役所で海外転出届を出すこと
・渡航日は年内に設定すること
・年金を支払い続けるか、健康保険はどうするかを考えておくこと

 

 

イギリスでの住所

これは、特に役所へ出向いて申請することはなく
部屋を借りるなり、ホームステイなり、友達の家なり、住む場所さえ決まっていれば特に申請することはありません。
ただ、就労する、長期で生活をする際にはさまざまな登録に関して住所の証明が必要になります。

どうやって証明ができるのかというと、例えば

・公的機関からの手紙

これは、銀行からの書類やガス・水道会社などからの請求書などにあたるのですが
来てすぐの場合は銀行もないし、請求書も来てない、または大家さんが管理しているので自分の名前でもらえない場合もあります。
そこでまず最初にすることは「NIナンバー(National Insurance Number)」を取得することです。

これは、税金を管理するマイナンバーのようなもので、イギリスに就労することができるビザを持っている場合に申請できます。
雇用される際にこの番号が必要になるので、到着したらすぐにでも申請するべきです。
私はこれを友達に教えてもらっていたので着いた翌日に電話をしました。(震えながら)
方法は、これもいたって簡単。

 

GOV.UKの番号に電話する
・1週間以内に書類が送られてくるので、それに記入して投函する
・1~2週間ほどでナンバーが届く

 

電話の際に必要な情報

□ 名前(わかりやすいようにスペルアウトできると良いです。日本人の名前はどれが姓か名前かすら聞かれます。惑わせてやりましょう。笑)
□ 住所(書類が送られてくる間は滞在している住所)
□ 電話番号(海外用の携帯を持っていない場合、誰かに借りても)
□ 国籍
□ なぜ必要なのか?(イギリスで仕事を探すために、とか言えばOK)

手元にパスポートや住所を書いた紙などをおいて電話をすると、聞かれたときにパニクらなくてもよくなるのでオススメです。

これでNIナンバーを取得すると、仕事にも就けるし銀行も開設できるしとイギリス生活を始めることができるワケです。
ちなみにこのNIナンバーのお知らせの書類が住所の証明にもなるので、銀行開設時などにも使えます。
そしてイギリスを去る時は、「もうこの国で働くことはありません」とまた書類を提出し
取られた税金を返してもらうこともできるので、絶対やった方が良いです。

また、この番号で個人の税金が管理されているので
万が一、他の人と間違えて登録をされてしまうと大変なことになります。

 

私の友人は、雇用先で同時期に入社した別のスタッフと取り違えて登録されていました。
別のスタッフは家族も現地にいるので滞在し続け
その友人はワーキングホリデーだったので2年間で帰国したんですね。
その際に税金を取り返すため、「もう帰国するのでこの国では働きません」という旨の書類を提出しました。
すると、どうなったかというと、現地に滞在し続けているスタッフの番号が取り消され
もうこの国に住んでいないとみなされたので、同時に子ども手当なども止められてしまいました。
そのスタッフは、とめられた理由が分からず「おかしいなぁ」と思っていて
同時に帰国した友人宅には、「子ども手当を止めました」というお知らせが・・・
よく見ると、名前が別のスタッフ。
あわてて現地へ連絡を取り、間違いだったということで取り消しは訂正されましたが
その一件で手続きがこじれて、友人は未だに税金が返ってきていません。

これは雇用先の間違いなので、本当に訴えてやればよいのにと未だに私は思いますが
こういうこともあるので、もらう書類などの確認は常に怠らないことをおススメします。
特に海外では、名前のスペルミスとかよくあるので。

 

まとめると。。。

・イギリスに着いたらまずNIナンバーを申請する
・書類の記入・記載ミスに注意する

 

ドイツでの住所

イギリス滞在後に、私はドイツへ移動しました。
ドイツでは、イギリスとは違い「まずは住所登録」をしないと何もできません。
銀行やビザ(現地申請をする場合)などはもってのほか、携帯のSIMカードさえ住所が無いと買えません。
3ヶ月以上、その場所へ滞在する場合は住民登録が必須です。

到着後、1週間以内には住民登録を住民局で行います。
一番スムーズなのは、滞在先の人についてきてもらうことですが
一人で行う場合は

 

□ パスポート
□ 申請用紙(事前に住民局やウェブサイトなどで入手、大家のサインも必要)
□ パスポート写真(必要なところもあるようです。私は必要なかった)

 

この住民局ですが、住民局によっては予約が必要だったりそのまま行っても大丈夫だったりと統一されていません。
私はそのまま行けたので、とりあえず朝早で行って整理券を取ってひたすら待つ・・・
日にもよりますが、数時間待つのは割と普通なので時間に余裕のある時に行くべし。

また、人にもよりますが基本的に役所の人は無愛想です。
英語すら喋ってくれなかったりします。
運よくフレンドリーな人に当たったりしますが、無愛想系に当たったら割と一日の気分を台無しにされます。
なので、事前に必要とされる単語を調べておいたり、無愛想にされても落ち着いて笑顔で返してやる勢いでいくしかないです。
同じドイツ人でも、役所に行くのは憂鬱だ、という人もいるぐらいです。笑
役所人間、ストレスたまってんのかな。

 

まとめると。。。

・着いたらまず住民登録
・役所の人間は基本無愛想(そういう人種なので、めげない)
・州によってルールが違うので事前確認が必要

 

 

スイスでの住所


ドイツ滞在後、スイスへの移住を考えていました。
結果的にビザの関係で断念したのですが
ドイツで有効なビザを持っていれば、スイスに滞在することはできます。

これは、シェンゲン協定という協定が関わっていて
シェンゲン協定に加入している国間であれば、たとえば日本人だったらビザなしで3ヶ月以内だったら滞在&移動自由というルール。
ドイツからフランスへ渡っても、スイスへ渡っても、入国審査はありません。
大陸続きなこともあり、気付けばフランスか、という感じです。

スイスはEU加盟国ではない、けどシェンゲン協定加盟国。
イギリスはEU加盟国(じゃなくなるけど)、けどシェンゲン協定加盟国ではない。
大陸でいえば、両方ともヨーロッパなのですが。
ヨーロッパでの滞在のルールに関しては、
EUかそうじゃないか、というところは主にヨーロッパ人に関係することで
私たちはシェンゲンかそうじゃないか、というところで変わってきます。

なので、日本人の場合スイスにはビザ無しで滞在できる期間は3ヶ月ですが
イギリスだと、6ヶ月も滞在できます。(ただ、「6ヶ月滞在する予定です」と入国の時に言ったらほぼ間違いなく入国拒否されます)
でも就労はできないので旅行者として、とか短期滞在が目的になります。

このルールを使って、例えばドイツでの学生ビザなりワーキングホリデービザを持ち
スイスやイタリアなどの国に滞在することができます。
ただ行き来は自由ですが就労は自由ではないので、よっぽど貯金をしておくか、遠距離でも出来る仕事を探すしかないのですが。

ちなみにスイスでの長期的な生活の始め方ですが

・まずはビザが必要
・就労している(もしくは生活費をもっていることを証明できる)
・住居が必要

ということです。
EU圏ではないので、例えヨーロッパ人でも長期で滞在する場合は「滞在許可証」というものが必要になります。
これを住民局で申請する際に、身分証明書や雇用証明、そして賃貸契約書などが必要となります。
超書類社会。+疑りぶかい。

スイスは非常に保守的な国なので、外国人に対して手厳しいです。
にも拘らず私は、ドイツの学生ビザを持った状態でぶっこみ、もちろん見事に玉砕しました。笑

外国人に対しての就労も、「この人」じゃないといけない理由のレベルが高いです。
「日本人」じゃないとできない仕事、というより「この人」じゃないとできない仕事だから就労ビザが必要なんです!
ということを証明しないといけないという。
就職先もあと一歩で決まりそうでしたが、雇用先が政府に申請する段階で許可が降りず。「ゴメン・・・」って感じで。

ちなみに学生ビザにしても、語学学校に行く目的のみだとビザが降りませんでした。
その先に、例えば大学へ行くとするとその入学証明書や、熱い思いを書いたレター、資金証明などが必要になります。
なので、よっぽどスイスに住みたい理由がない限りおススメはしません。
物価もロンドンよりも高いし、言語も都市によって違うので決して優雅な生活は期待できません。笑

 

まとめると。。。

・スイスの壁は厚い
・言葉の壁も厚い(州によってそれぞれ4ヶ国語が話されている)
・物価は高い

 

 

 

という流れで、私はスイスからロンドンへ戻りました。
なんでロンドン?

 

ロンドンが好きだから!

 

じゃなくて(いや、それもある)
ドイツへ戻るためのビザを申請するために、ロンドンを再度訪問することになりました。
これについてはまた別で書きます。

ちなみにロンドンでは、短期で部屋を借りています。
情報も多く、細かいことが無いので部屋探しは比較的簡単なロンドンです。

なので、私は現在
日本国籍をもち、ドイツに住所があり、持ち物の90%はスイスにあり、本人はロンドンにいる。
という、かなり謎な状態です。
ちなみにヨーロピアンと結婚しているわけではないので、常にビザ問題に直面しています。

ということで、今回は住所に関してのあれこれを書きました。
仕事やビザについても、また記事にしたいと思います。

 

私が言いたいのは、こういう手続き関係は基本的に一人でできます。ということです。
もちろん開業したり、法的な事が関わることには税理士など専門家の助けが必要な場合もありますが
留学支援業者などは、「言葉もわからない国で生活するのは大変でしょう。お手伝いします。」とか言って
航空券の予約から語学学校への登録、ビザ申請などを代行し、高額なお金を巻き上げています。
その手間を買うほど裕福であれば、別によいと思いますが
ワーキングホリデーや学生ビザで海外へ渡航する多くは、20代の若者たち。
がんばって貯めた、なけなしの貯金を業者へ支払うなんて、、、
ちょっと調べれば、ちょっとがんばれば自分でできるのに、、、
と、周りをみていて悲しくなりました。
私は、大した知識もなかったけど調べてやってみたら全部一人でできたからです。

英語は少しベースがあったものの
ドイツ語はゼロの状態で渡独しましたが(グーテンタークとダンケシェーン、以上。なレベル。笑)
インターネットでいろいろと情報を拾って、なんとかなりました。

確かに、そういう業者に任せたら安心で確実かもしれません。
けど、海外で暮らす!ということは、何もかも日本とは違う国で暮らすということであり
日々の生活から何から、自分で立ち向かわないといけないことは多いです。
いまどきちょっと探せば、1から100まで情報がまとめてあるすばらしいサイトがたくさんあります。
なので、海外へこれから進出する方々には、ぜひ情報をたくさん取り入れて
無駄をなくした海外生活を送ってほしいと願っています。自分も強くなるしね!

それに関して、私のちょっと奇妙なサバイバル経験が役に立てばとてもうれしいです。笑
私はこれから、30代からでも海外生活ができるということの立証、をミッションとしています。
(まだできてないことを大きく言ってみる)
でも、やっている人はいるので、道は必ずあるでしょう。
ちなみにドイツのワーキングホリデービザは、31歳の誕生日までに申請すれば渡航が31歳すぎても大丈夫です。
私も、30歳になってから申請しましたが問題なくビザとれました。
他の国も、国によってルールが少しずつ違いますが大体30歳まで(31歳の誕生日までの申請)です。

 

とりあえず、住所不定なワケになったかな。

疑問点などがあれば、ぜひコメントやメールをください。
私で答えられる範囲でお答えする、もしくはブログで記事にまとめさせて頂きます。

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